概 要

1 運営の基本方針

 宜野湾市はごろも学習センターは、教員の研修、教育研究、幼児児童生徒の健やかな成長に関する相談・支援、教育の情報化に関する支援、教育情報機器の維持・管理に努め、本誌における教育課題の解明と解決にあたる。また、市民の生涯学習施設としての利活用を促進する。
 平成29年度は(1)教育研究所、(2)適応指導教室、(3)生涯学習施設の3つの機能をもって運営にあたる。それぞれの役割については、次のように考え、具体的な諸事業を展開する。 

(1)教育研究所
 ・21世紀の学校教育の今日的課題を的確に捉え、研究・実践をする。
 ・宜野湾市内の教育課題に対し、その解決方策についてともに考え研究、支援する。
 ・教員の実践的指導力を高めるための研修を実施し、「学び続ける教員像の確立」を支援する。
 ・教育の情報化を推進し、ICTを活用した校務支援や教職員の授業力向上を図る。
 ・研究資料や教育情報などの収集努め、図書や資料の活用を促進する。
(2)適応指導教室「若葉教室」
 ・不登校児童生徒を支援し、学校適応に努める。
 ・教育相談業務を充実させ、不登校児童生徒の「居場所づくり」に努める。
 ・保護者との連携を密にして信頼関係を築き、児童・生徒理解と支援に努める。
 ・関係機関との連携やスクールカウンセラーを活用した教育相談の充実に努める。
(3)生涯学習施設
 ・生涯学習活動の場として、多目的ホール等を一般市民に提供する。
 ・関係機関、団体との連絡・調整のもと、施設利用を進める。

2 本年度の取組(下線は重点取組事項)

(1)長期研究教員、教科研究教員による実践研究の充実
(2)情報教育研修の充実・強化
(3)初任者研修、経年研修(2年目・3年目・5年目・10年目)の実施
(4)臨時的任用教職員等若手教員への研修の実施
(5)ICT機器活用の推進
(6)諸検査・調査・研究の実施と活用の充実
(7)教育研究に関する資料の収集及び情報の発信
(8)はごろも教育ネット等、高等教育機関との連携の充実・強化
(9)校務支援システムの活用と推進
(10)教育情報化整備の推進
(11)適応指導教室「若葉教室」の活動の充実・強化
 

3 業務運営の効率化

(1)はごろも運営委員会、教育情報化推進委員会の円滑な開催を図る。
(2)インターネットやe-mail等の情報手段を活用し、業務の効率化を図る。
(3)青少年サポートセンター相談業務とのスムーズな連携に努める。
(4)はごろも教育ネット事業等の円滑な調整に努める。
(5)要覧、研究報告書集録、研究所だより(若葉教室の授業づくり等を含む)、教育資料等を発刊する。


4 所務分掌

 

 

 職  名  分 掌 事 務 内 容
 所  長  ☆学習センターの経営,業務の統括
 ☆学習センター運営委員会に関すること
 ☆教育研究所の経営・管理に関すること
 ☆教育研究所連盟に関すること
 ☆情報教育の推進に関すること
 ☆適応指導教室経営・管理に関すること
 ☆適応指導教室連絡協議会に関すること
 管理係長
 
 ◎学習センター総合企画立案及び運営に関すること
 ◎学習センター運営委員会の事務に関すること
 ◎予算の編成に関すること
 ◎契約に関すること
 ◎学習センターに係る一括交付金事業の整理・報告に関すること
 ◎学習センター概要の編集に関すること
 ◎施設の防災・安全管理に関すること
 ○情報教育の推進に関すること
 ○情報教育推進計画に関すること
 ○校務支援システム、サーバー及びネットワークの管理・運営に関すること
 
 研修係長
 
 ◎学習センターの総合企画立案及び運営に関すること
 ◎教育研究所の運営に関すること
 ◎研究教員の研修及び指導に関すること
 ◎初任研・経年研修および臨任研に関すること
 ◎研究所の主催する研修・講座及び調査研究に関すること
 ◎研究協力委員会に関すること
 ◎教育研究所連盟に関すること
 ◎情報教育推進計画に関すること
 ◎適応指導教室の運営に関すること
 ◎適応指導教室連絡協議会に関すること
 ◎教育相談室の運営に関すること
 ◎『研究報告収録』の編集に関すること
 ◎社会科副読本に関すること
 ◎はごろも教育ネット等の関係機関との連絡調査に関すること
 ◎スクールカウンセラーに関すること
 ○情報教育の推進に関すること
 事務職員
 
 ◎予算の執行等に関すること
 ◎備品・消耗品等購入計画及び管理に関すること
 ◎施設・設備の貸出に関すること
 ◎庶務に関わる執行・整理・報告に関すること
 ◎文書収受・発送・保管に関すること
 ◎教育図書の購入及び整理・貸出に関すること
 ◎諸業務に関わる支援
 ○契約に関すること
 ○施設の防災・安全管理に関すること
 適応指導教室 
特別実務研修員
 
 ○心理的要因による不登校児童生徒の適応指導に関すること
 ○適応指導教室連絡協議会に関すること
 ○通級児童生徒の体験学習や交流事業に関すること
 ○通級児童生徒の学習支援に関すること
 ○保護者・在籍校との連携・協力
 ○関係機関との連絡調整に関すること
 ○臨床心理士、教育相談指導委員との連携に関すること
IT活用補助(嘱託職員)  ◎情報教育の推進に関すること
 ◎ICT機器を活用した授業づくりの提案、情報研修の提供に関すること
 ◎校務支援システム、サーバー及びネットワークの管理・運営に関すること
 ◎ICTに関する諸々の調査・研究に関すること
 ◎ICT機器等障害における迅速対応に関すること
 ◎ICT機器の管理に関すること
 ○情報教育推進計画に関すること
 ○ICT機器を活用した授業の支援に関すること
 ○教材として活用できる教育コンテンツの紹介や活用サポート
IT活用補助(臨時職員)  ◎ICT機器を活用した授業の支援に関すること
 ◎教材として活用できる教育コンテンツの紹介や活用サポート
 ◎ホームページ作成・編集の支援
 ○情報教育の推進に関すること
 ○情報教育推進計画に関すること
 ○ICT機器を活用した授業づくりの提案、情報研修の提供に関すること
 ○校務支援システム、サーバー及びネットワークの管理・運営に関すること
 ○ICT機器等障害における迅速対応に関すること

5 事業概要

<調査研究>
 事 業 名   内 容   対 象
 ○総合質問紙調査  ○生徒に質問紙調査を実施し、学級集団及び児童生徒の実態を把握する。その後、活用説明会を実施し教員の指導改善にいかす。  小学校5年生・
 中学校1年生 
 ○知能検査   ○児童生徒の個性を多角的に捉え
理解することにより、充実した支援を行う。
 小学校3・5年生
 中学校1年生
 ○標準学力検査  ○児童生徒の1人1人の基本的な学習内容の
達成状況を把握し、学習指導の充実を図り、
「学年のたすき渡し」に資する。
 小学校3・5年生
 中学校1年生
 ○大学との教育活動ネットワーク推進事業(はごろも教育ネット)  ○教職員に大学における高度な教育、研究に
触れる機会を提供すすとともに、本市学校
教育の研究・調査及び事業に協力し、学校教育の充実並びに大学の教育研究・実践の推進を図る。
 本市立学校・教職員
 ○教育用コンテンツの開発  ○教材資料をデジタル化して関係機関に提供する。  (委  嘱)

<研修講座>
 ○研究教員研修
 (長期研修)
 ○研究主題に基づく理論及び実践研究を琉球大学などと連携して行う。(10〜3月)  幼稚園・小・中学校
教職員(各1名)
 ○情報教育担当者研修会  ○教育情報化推進リーダーの研修を
実施し指導力の向上を図る。
 小・中学校教職員
 ○情報教育研究会  ○本市教職員等の情報活用能力(主に授業づくり)の育成を図る。  各小学校・中学校
幼稚園職員
 ○10年経験者
       研修会
 ○社会的視野、見聞を広げるための、企業、施設等での実務研修を行う。  在職期間が10年に
達した小学校・中学校の
教諭
 ○初任者研修会
 
 ○研究授業等での指導助言を行い、基礎的な指導力を養う。また、市主催の研修も年に3日間行う。  本年度採用された
小学校・中学校の教諭
 ○臨時的任用教職員 研修会  ○巡回指導、研修会を通して、教師としての基本的な資質や能力を養う。  小・中学校教職員

<普及活動>
 研究図書資料の充実  ○研究図書資料を充実させ教育関係者への
教育情報を提供する。
 県内外への教育機関・
 関係者への送付
 『概要』の発行  ○はごろも学習センターの組織、事業内容等を
紹介する。
 県内外への教育機関・
 関係者への送付
 『研究報告集録』の発行  ○研究教員の研究成果と研究協力員の研究
成果を集録し配布する。
 県内外への教育機関・
 関係者への送付

<適応指導教室>
 心理的要因等による不登校児童生徒、保護者、教師を対象とした教育相談  ○心理的要因等による不登校児童生徒、保護者、教師を対象とした教育上の悩みについて相談に応じ問題解決を援助する。  心理的要因等による不登校の児童生徒、保護者、教師
 適応指導教室「若葉教室」
の運営
 ○心理的要因等による不登校児童生徒の自立性・社会性を育成し学校適応を支援する。  心理的要因等による不登校の児童生徒

6 利用案内

◆施設利用者の範囲
 ○教育職員及び教育機関・団体等
 ○その他所長が適当と認める者

◆施設利用の手続き
 ○事務所所定の様式で申し込んで下さい。
 ○原則として、平日の午前9時から午後4時30分
 ○サークル活動は、中央公民館サークル利用に関する要項に定める。  
 
◆図書室の利用
 教育関係文献、教育研究資料、調査研究報告書、教育雑誌等を収集し、教育実践のための教材を提供します。
  (1)帯出閲覧
    ○貸出しは一人2冊までとする。
    ○「禁帯出」「館内」の表示された図書は貸し出さない。
    ○月刊誌及び資料は貸し出さない。
    ○一時帯出は係に申し出ること。
    ○紛失又は破損した場合は同図書を弁償する。
  (2)返却
    ○貸し出し期間は14日以内とする。
    ○貸し出し期間でも通知があればすぐに返却すること。
    ○督促を2度以上受けたら一定期間利用できない。
  (3)図書資料の配架
    ○図書は「日本十進分類法」により配架する。
  (4)市立小中学校図書館より図書・資料(研究報告集等)の検索ができます。
    ○検索方法は図書館司書にお尋ね下さい。
    ○図書・資料所在のご確認はお電話にてお申し付け下さい。
  (5)教科、教育研究に関する図書のリクエストをメールで受付します。

このページのTOPへ