宜野湾市教育委員会
教育長
仲村 宗男
令和6年度 教育長あいさつ
宜野湾市教育委員会のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。教育長職3年目にあたり、市民の皆様から信頼される教育行政に力を傾けてまいりたいと考えております。令和６年度の教育施策等、ご挨拶申し上げます。
宜野湾市においては、第四次宜野湾市総合計画基本構想の将来都市像『人がつながる 未来へつなげる ねたてのまち宜野湾』の達成に向け、市政運営を図っております。
本市には、公立幼稚園が９園で387人が在籍しています。また、小学校９校で児童数6,344人、中学校４校で生徒数3,085人が在籍しており、合計9,816人のお子さんが本市立学校で学んでいます。（市幼児児童生徒数統計：令和6年4月1日）
これからの宜野湾市教育行政においては、将来都市像を基盤に、生涯学習のさらなる振興を図るとともに、子供たちの資質・能力を確実に育成することが強く求められます。
このため、教育施策共通テーマを「よりそい、そろえる・つなぐ教育の推進」とし、令和６年度「宜野湾市施政方針」を踏まえ、教育行政に力を注いでまいります。
教育委員会、学校、保護者、地域が「チーム宜野湾」としてベクトルをそろえ、「地域に開かれた学校づくり」を推進し、学校の自主創造を生かした特色ある教育活動、コミュニティ・スクールの推進に努めてまいります。
また、教育的サービス、支援の充実を図り、市民から信頼される業務を心掛けてまいります。
さらに、教育委員会の政治的中立性を確保しつつ、関係部局とも緊密な連携を図り、教育委員会のなお一層の活性化を図り教育行政を着実に進めていく所存でございます。
学校教育におきましては、今日的課題である「教職員の働き方改革」の実現を図るため、市教育委員会は、令和５年６月１日「宜野湾市学校業務改善アクションプラン」を策定し、さまざまな取組を推進しました。
令和６年度につきましては、「教員業務支援事業等配置事業」「部活動地域移行推進事業」「学校徴収業務の改善」等、実効性ある業務改善を図り、教職員の働き方改革に努めてまいります。
また、新聞や市報「ぎのわん」、学校ホームページ等に、学校の魅力や児童生徒の活躍、教師のやりがい感等を積極的に発信し、「働きやすさ」と「働きがい」の２つの視点から教職員の働き方改革を推進してまいります。
今後の目標として、「本市教職員の心身の健康、労働安全を保つとともに、教師としての誇りや、やりがいをもって能力を発揮できる環境を整え、じのーん子への効果的な教育活動を行うことで、教師の質のさらなる向上」をめざします。
さて、市教育委員会は、令和4年9 月27日から、「でぇーじ・うむさん運動」を展開しており、今年度も引き続き、実践してまいります。
一学期・二学期に、市内１３小中学校の児童生徒玄関などに一週間ずつリレー方式で「でぇーじ・うむさん」の看板を飾って頂き、啓発運動を推進してまいります。
また、令和4年度・5年度と、本市出身の著名人による二学期終業式のサプライズ・ビデオメッセージを試み、子どもたちのモチベーションを上げ、将来の進路につなげる取組を展開してまいりました。
子どもたちにとって、学校生活は、楽しいことばかりではありません。ときには、つらいことも苦しいこともあると思いますが、そんなときは、一人で抱え込まず、学校の先生やお友達、家族の皆様に相談し、悩みを解消し、「でぇーじ・うむさん」と感じられる学校になってほしいと心から願っています。
ところで、本市の学校は、どのような歴史を歩んできたのでしょうか。それを紐解く資料として、令和6年市立博物館は、「宜野湾市史別冊ぎのわん教育のあゆみ」を発行しました。本書は、市立博物館を始め、市民図書館、各小中学校に準備しておりますので、ご一読頂きますよう、お願い致します。
また、昨年「ぎのわん教育のあゆみ」という動画をアップしています。教育委員会ホームページのトップページ・コンテンツメニューで容易にアクセスできますので、ご視聴頂きますよう、併せてお願い致します。
次に、ハード面について紹介します。教育施設については、長田小学校校舎増築事業が今年２月より本格的に工事を開始しました。１２月には、完成予定の運びとなっております。
文化財関連事業につきましては、山田真山画伯作「沖縄平和祈念像原型」の普天間交流施設での展示・公開を目指しており、修復に係る事業が今年度より本格的に開始され、令和9年度までに終了する予定となっております。
結びに、教育委員会は、これまでの本市教育行政の成果を大切にしつつ、「未来を拓く子どもたち」の育成のために、「チーム宜野湾」として、市教委職員、市立幼稚園・小学校・中学校全教職員が一丸となって教育行政および教育活動の推進に取り組んでまいります。今後とも、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、教育長あいさつといたします。
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